補助金とは?「補助金・助成金の違い」や活用できる人々とは?

  • そもそも補助金とは?
  • 私ももらえるの?
  • 急に社長に呼ばれて「補助金を担当しろ」といわれたけど、何から手を付けたらいいの?

こんなお悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?

そんな方向けに、今回は認定支援機関でもあるLead-outが補助金入門編「補助金・助成金の違い」を提供致します。

現在は認定経営革新等支援機関でもあり、中小企業診断士でもあり2022年には117件あまりの補助金申請のサポートをお手伝いしたLead-outですが、その前には当時所属していた会社の社長に呼ばれ「うちも補助金使うからお前担当ね」とある日言われ、右も左も分からずものづくり補助金に挑んだ経験があります。

その当時は今と違ってyoutubeなんて無いし、補助金について解説したサイトも皆無、しょうがないので、銀行融資のために提出する事業計画書の書き方的な本を読み漁って、どうにかそれらしい計画書を提出して、無事採択された過去があります。

そんな私が、本当に補助金の入り口を解説致します。

補助金という言葉、最近よく聞くけどなに?

補助金とは国や自治体が進める、「企業の技術革新を進めいた」「新しい産業を生み出したい」と言うような、いわゆる「政策」を進めるために金銭的にサポートするものです。

最終目標はGDPを増やす事です。

補助金によって、目的・対象・仕組みが色々と異なります。

補助金は、国や自治体の政策目標に合わせて、さまざまな分野で募集されており、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付するというものです。それぞれの補助金の「目的・趣旨」を確認し、自分の事業とマッチする補助金を見つけましょう。

また、ほとんどの補助金は事業費用の全額が補助されるわけではありません。

補助金は、必ずしもすべての経費がもらえる訳ではありません。

事前に補助対象となる経費・補助の割合・上限額などが決まっております。

そして補助金には審査があります。

メリットとして、融資や借入とは違って返済する必要はありませんが、「申請したら必ずもらえる」というものではありません

原則、補助金は後払いで、事業の実施後に必要書類を提出して検査を受けた後、受け取ることができます。

補助金のポイント

  • 補助金によって、「目的」や「仕組み」が異なります。
  • 申請期間が限られます。
  • 具体的な募集期間、回数は補助金毎に異なります。
  • 補助の有無や補助金の金額については、「審査」があります。
  • 補助金は「後払い」であり、まずは建替えて、事業が終了して、検査後にはじめて受け取ることができます。

助成金・給付金・援助金とのちがいは?

「助成金」や「給付金」と呼ばれるものは要件を満たせば受給できる可能性が高いです。

助成金と呼ばれるものは主に、厚生労働省の所管しているものが多く、要件を満たしていて、所定の様式に従って申請を行うことができれば、原則給付されます。

これに対して「補助金」は採択件数(率)や金額が予め決まっているものが多く、申請したからといって必ずしも受給できるわけではありません。申請が50社に対し、採択予定件数が30社であれば、20社は審査で落ちてしまうことになります。

もらえる可能性のある人々

一言でいうと要件を満たしている企業(個人事業主・団体)という事になります。

募集に先立ち、事前に公募要領と呼ばれる、

  • こんな企業や団体等が対象ですよ。
  • 応募にあたっては、こんな事業を行って下さい。
  • 対象となる経費はこういうモノです。
  • 対象とならない経費はこんなモノです。
  • いつまでに申請して下さい。
  • 審査に当たってこんな資料を提出して下さい。

と言うような内容が書かれた資料が配布されますので、こちらに合わせて、期限までに準備をする必要があります。

それぞれに対象となる事業が決められているものや、そうでないものもあり。
自分が活用したいと思う補助金について受給可能か調べる必要があります。
補助金対象となる事業であるが、〇〇に関する経費はNGとか
前回の募集まではOKだった業種が次回募集より対象外となる。
という事もままあります。

例:

事業再構築補助金では、
例えば農業に取り組む事業者が、農作物の加工や農作物を用いた料理の提供を行う場合など、
2 次又は 3 次産業分野に取り組む場合に必要な経費は、補助対象となります。2 次又は 3 次産業に取り組む場合であっても、加工や料理提供の材料である農作物の生産自体に必要な経費は、補助対象外となります。(第8回公募要領より)

ものづくり補助金では、
公的医療保険・介護保険からの診療報酬・介護報酬、固定価格買取制度等との重複がある事業を申請する事業者は補助対象とならない。(14次締切分公募要領より)と言う文言が追加となり、これまで多く採択されてきた歯科医院等の申請が自由診療に係る事業以外認められなくなり、実質不可能になりました。

どこから手を付ければいいの?

まずは、公募要領を入手し読み込むことからとなります。

その前に

4大補助金と呼ばれるような(事業再構築補助金・ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金)等は、国の予算に沿って運営されますので、前年の8月末に発表される各省庁の「概算要求」を確認すると翌年の大体の流れが予測可能です。

概算要求に盛り込まれていれば、翌年も実施される可能性が高いですが。
こちらに盛り込まれていないと、打ち切りと言う可能性も高いです。
あと超大型の補助金などは行政レビューの対象ともなっておりますので、そちらをチェックすると、いつまで続くのか?等もある程度確認可能です。

よく、「事業再構築補助金は来年で終わる」とか言い出す人が、おりますが、元々が令和12年までの設計で始まった補助金なので、カタチや名称が変わることはあっても、

政権交代や戦争等の外部環境の予測できない大きな変化でもない限り、そう簡単には終わりません。

現に事業再構築補助金は、グリーン成長枠が登場して以来、売上減少要件が無くなったり、一度採択された企業も再度応募できるなど、当初のコロナによる売り上げ減少に苦しむ企業を助けると言った性格から変化してきております。

じゃあ「公募要領」は読んだとして次にはなにを?

どの補助金でも「事業計画書」の作成がほぼマストになっておりますので、こちらを作成することになります。

事業計画書に書くべき内容と言うのは、

まず

  • あなたの会社がどんな会社で、これまでどう言うビジネスを展開してきたのか
  • そして、今後どんなビジネスを展開していくのか
  • それには、何が必要で、どうやって、どんなスケジュールで、誰が実行するのか。
  • そして、実施にはいくらかかるので、その費用のサポートをいくらして欲しい。
  • こんな内容を、最低限その業界に詳しくない人にも分かるように、書く必要があります。

それぞれの詳しい書き方はまたの機会に。

ざっくり言うと

事業計画書+決算書等+その他補助金ごとの要求資料
こんな感じです。

本業が忙しいのに、そんなのやってる時間なんて無いよ。
と言う声が聴こえてきそうですが、ご自身でやってやれないことは無いです。

私自身も中小企業診断士の資格を取得する前に「ものづくり補助金」の事業計画書を書き、無事に採択されましたが、その時に比べて今はyoutubeもありますし、ちょっと調べれば、何を書いて良いか分からないなんて事は無いと思います。

まあそれでも大変だという方にはLead-outでも補助金申請サポートをご用意しておりますので、ご相談下さい。

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